2018年のGWにキャンプを始めた新米キャンパーの筆者。
キャンプの準備と最初に訪れたキャンプについての記事の続きです。
朝霧高原キャンプ Day 2
予想外の寒さに震えながら就寝した翌日。
見事に天気は回復し、テンションもあがってきます!日が照るとテントの中はすぐに暖かくなり、朝ごはんを食べ終わった頃にはもうテント内は暑いくらいです。キャンプをするとお日さまの偉大さを改めて感じますね。
朝食はコーンスープと道の駅で購入しておいた食パン。そしてお湯をバーナーで沸かしてドリップコーヒーを。キャンプ場での朝のコーヒーはたまりませんよ!!
天気がいいのでまずはお隣りの朝霧自然公園(朝霧アリーナ)へ。目の前に富士山が広がるだだっ広い公園で、子供と走り回るのがたまらなく気持ちいい!
写真だと少し富士山まで距離を感じてしまいますが、実際に行くと本当に富士山が目の前にそびえ立つかのような感覚です。
そして、たくさん走り回ったら次は牧場へ。
付近にはいくつか牧場がありますが、訪れたのは「馬飼野(まかいの)牧場」。
広大な敷地内で馬やうさぎに沢山の羊たちと触れ合うことができます。牛の乳搾りや引き馬体験、バターやチーズ作りなどの体験教室もあります。娘も羊に餌をあげたり触ったりして喜んでいました!
そして眺めも富士山がよく見えて最高ですよ。GW時期には菜の花がちょうど見頃でした。
他にも、牧場内にはアスレチックやレストランやアイスクリーム屋などの食べる場所にお土産も充実しており、半日丸々遊べますよ!
そして牧場を満喫したら、晩ご飯前にお風呂へ入りに「富士眺望の湯 ゆらり」へ。
朝霧高原から国道139号線をまっすぐ進み富士五湖の西湖の近くにある日帰り温泉です。車で2, 30分程度かかりますが、近くの風の湯よりも広くて混んでなく寛げます。オススメ。
晩ご飯は二日目も無理はせず、レトルトをベースに牧場で買ったウインナーやおやつでお腹を満たしました。
やはりキャンプは二泊三日がいいですね。朝の撤収に昼の設営がないので、キャンプを満喫できます。晩ご飯を食べたら焚き火の前でのんびりし、星を眺める。至福の時間です。
(ちなみに、2回目のキャンプは日程の都合上一泊二日の強行軍で行ったのですが、設営即撤収という感じで慌ただしく、観光自体は楽しめたもののゆっくりキャンプを楽しむことはできませんでした・・・)
朝霧高原キャンプ Day 3
三日目は朝ごはんを済ませると早々に撤収開始。
春先や秋口、高原などではテントには朝露がつくことが多いので、朝起きた後に雑巾などで軽く拭いておくと乾くのが早くなりオススメです。今回は天気が良かったので撤収で手こずることはありませんでしたが、雨だと大変でしょうね・・・時間は少し多めに2時間はみておいた方が安全かと思います。
無事撤収が完了し、二日目同様に朝霧自然公園で走り回った後、白糸の滝を観光。
高さ20m・幅150mの絶壁から富士山の湧水が無数の滝となって流れ落ちる様は荘厳ですよ!
滝の下まで降りることができますが、絶壁がアーチ状になっているのでまるで滝に取り囲まれたかのような気分を味わえます。
なお、このエリアには陣馬の滝もあります。ここと違い小さい滝なんですが、その分滝壺まで近付くことができて水遊びもできるのでそちらもおすすめです。4回目のキャンプでは陣馬の滝に行きましたので、そちらの記事では写真付きでご紹介したいと思います。
そして、最終日はお昼前に帰路についたので東名で大きな渋滞に巻き込まれることなく帰ることができました。
私自身ついついもう少し観光してからとなりがちなタイプなんですが、小さい子供がいる場合は早めに出て渋滞に巻き込まれないようにするのが肝心ですね(3回目のキャンプではつい油断して御殿場で少し寄り道し、見事に事故渋滞にはまってしまいました・・・)。
振り返って
キャンプ楽しすぎ
初回のキャンプ地として朝霧高原を選んだのはわれながらいいチョイスだったと思います!朝起きてテントから出ると目の前には富士山という体験をしてから、すっかりキャンプの魅力にハマってしまいました。
そして、子供にとって大自然と触れ合う機会、家族で一緒に何かをする機会になるのが親としては嬉しいですね。横浜は海や公園は充実していますが、なかなか山に触れる機会が少ないので、本当にいい経験になりました。
寒さ対策は大事
ただ、Day 1の記事で書いたように寒さ対策を完全にナメていました。高原&テントの組み合わせは想像していたよりずっと体感気温が低かったです。寒いと本当に眠りが浅く体の疲れがとれないので、最初は多少やりすぎくらいの防寒対策でもいいと思います。
虫はおそらく場所と時期次第
キャンプしたいと思いつつ踏み出せない人のなかには、もしかすると虫が苦手だからという人もいるかもしれません。私はどちらかというと平気な部類ですが、娘は少し怖がっていました。
ただ、朝霧高原は大自然の中にありつつもそれなりにひらけているので、想像していたほど虫・虫・虫ということはなかったですね。朝霧高原でのキャンプはGWに1回と秋に2回ですが、その3回では一度もブヨ、アブには刺されませんでした。
なお、2回目に訪れた長野のキャンプ場は山の中でかつ7月ということもあり、虫がいっぱいでランタンにも大量の蛾が寄ってきたりしました。
場所や季節で結構差がありそうですが、少なくとも朝霧高原の春と秋であれば、大の苦手レベルでなければ平気ではないかと思います。
ただし、ブヨやアブは刺されると厄介なので、油断せず極力長袖長ズボンがおすすめですよ。
買って良かったキャンプギア
初回キャンプにむけて買った物の中で、特に良かったなと感じたのは以下の4アイテム。
- アメニティドームM
- チタンダブルマグ450
- ギガパワーマイクロマックスウルトラライト
- SOTO スライドガストーチ ST-480
エントリー向けのベストセラーであるアメニティドームは安心感があります。キャンプ場にいくとお洒落なワンポールテントや高機能テントなどが並んでいますが、今のところこれで困ったことはなく、満足しています。
大きさはSが3人用で、ややミニマリスト気質のある私はこちらにしようと思いましたが妻の意見で5人用のMに。結果正解でした。5人用といっても想定は大人2、子供3の5人なので、大人2、子供1で使っても大きいとは感じずゆとりがあってちょうどいいくらいでした。
チタンダブルマグは少しお値段は張るものの、ずっと使い続けられる丈夫で軽いチタン素材、そしてチタンの特性である熱伝導率の低さにより、暖かい飲み物を飲むときに飲み口が熱くなりづらくプラスに働きます。二層構造で冷めにくく、オプション品で蓋もあるので焚き火の灰などが入る心配もありません。450mlあれば、ラーメンや汁物のお皿としても活用できますよ!
ちなみに、同シリーズのチタンシングルマグは冷めにくさではダブルマグに劣るものの、バーナーで直接温めることができる(メーカーは推奨していませんが…)メリットがあります。この便利さに惹かれて別途シングルタイプも1つ購入しました。
※ダブルマグは二層構造部分が熱で膨らみ破裂するリスクがあるので直接火にかけてはいけません!
そして、ガスバーナーとガストーチ。どちらも小型で火力があるので、バーナーでさっと湯を沸かしてコーヒーを飲んだり、トーチでパッと着火したりと、とにかく役立ちます。この二つと後から購入したキャプテンスタッグのカマド スマートグリル、トランギアのメスティンが一番のお気に入りです。
少し失敗したキャンプギア
道具が悪いのではなく、私が適材適所な買い物をできておらず失敗した物たちです。
- チタントレック1400
- セパレートオフトン600
チタントレックは軽くて丈夫ではあるんですが、チタンの特性上熱伝導率が悪く焦げやすいので、基本的には湯沸かしや汁物にしか向いていません。山登りをする方にはいいアイテムだと思いますが、オートキャンプがメインの方はアルミ製の鍋の方が万能でご飯も美味しく炊けるのでオススメです。
これでお米を炊いたことがありますが、底のお米が焦げ付くものの上の方はまだ芯が残っており、焦げの風味だけは全体に移ってしまうという散々な結果でした。別途定番のトランギアのメスティン(アルミ製です)を購入したのですが、炊飯器で炊くのと変わらないくらい美味しく炊けましたよ!
セパレートオフトンは封筒型かつ敷・掛で分離できるので、マミー型(ミノムシみたいな形)の寝袋よりリラックスして寝ることができ夏場に暖かさを調整しやすく、かつ寝袋同士を連結することができるのでファミリーにとても便利なアイテムでした。
ただし、結構値段が張ったので、それならばまずは寝心地よりも寒さ対策を優先して、同じ価格帯でモンベルのマミー型で氷点下でも大丈夫なものを買った方が良かったのかもな〜と思いました。本当に暑いときはタオルケットなど別の手段もありますし、はやり寒さは堪えます!季節や環境に合わせて寝袋を複数購入する予定の人にはいい商品だと思います(晩春〜早秋用にこれ、晩秋〜早春or高所用に別の寝袋、など)。
最初から買っておけば良かったギア
キャンプを始めると色々欲しくなって物欲を抑えるのが大変ですが、最初からこれは買っておくべきだったと感じたのはこれ。
- 光量のあるランタン
テント内はたねほおずきというLEDランタンで照らしていたのですが、外は焚き火の明かりと光量の小さなスヌーピーのLEDランタンのみ。
まわりに街灯がないと夜は想像以上に暗くなるので、明るいランタンは必須ですね。晩ご飯どきのテーブルが暗くて不便でした。ちなみにスヌーピーのLEDランタンはサブとしてトイレに行くときに持っていったりと活躍しており、ランタンはメイン、サブの2つとテント内用の3つはあると便利ですよ。
2回目のキャンプ時にはsnow peakのギガパワーランタン 天 オートを購入しました。コンパクトな割に光量があり、ガスランタンのため明かりの色が優しくお気に入りです。
ただし、吊るすためのフックがなく卓上タイプとしての利用に制限されることと、安全面ではLEDランタンに劣るというデメリットはあります。現在在庫切れのようですが、同メーカーからはさらに明るく吊るすことが可能なギガパワー BFランタンとパイルドライバー(ランタンハンガー)もラインナップされていますので、より明るさを求める方はこちらもいいかもしれません。
なお、レンタル用品が充実しているキャンプ場も沢山あるので、どれにするか悩む道具はまずは一度レンタルして使い勝手を確かめてから購入するというのもいいかと思います。
以上、いかがでしたでしょうか。
次回は、長野の上伊那へキャンプへ行った時のお話です。長野の山々は美しく、中央道は辛く険しいというお話。