以前、下見を兼ねてデイキャンプで訪れた丹沢の河内川ふれあいビレッジ。
横浜からのアクセスも良く、キャンプ場内に小川が流れファミリーキャンプ向けにいいなと思っていた場所です。
先日キャンプ記事を書きつつ今年の行き先はどこにしようかとチェックしていると、大変残念なことにここは昨年2019年の台風19号で甚大な被害を受けてしまい当面クローズとのこと。
台風19号は本当に凄かったですよね…この台風は今年2020年2月に「令和元年東日本台風」と命名されましたが、気象庁では顕著な災害をもたらした自然現象には名前を付けるそうで台風としては1977以来とのこと。
そんな大変な状況ですが、復旧への願いを込めてご紹介したいと思います。
河内川ふれあいビレッジ
アクセス
河内川ふれあいビレッジは、丹沢湖から流れる河内川沿いにあるキャンプ場です。
車でのアクセスは横浜からだと横浜町田ICから東名高速で大井松田ICまで、そこから下道で約30分の計1時間半ほどと、横浜から行けるキャンプ場としては近い部類かと思います。
下見を兼ねたデイキャンプでは荷物が少ないため電車で行きましたが、電車だとJR御殿場線の谷峨駅が最寄り駅でそこからバスになります(小田急 新松田駅からバスというルートもあります)。
JR御殿場線、好きなんですよね。同じ県内とは思えないほどのーんびりしたこの雰囲気。旅気分が高まります!
当然ながら、バスの時刻表もこんな感じ。こういうの嫌いじゃありません。そして、到着したのはちょうど1本も走っていない空白の時間帯。
谷峨駅から河内川ふれあいビレッジまでは2.2km。このとき妻と娘が実家に帰省中のため単身身軽だった私は、徒歩で目的地まで。時期は6月の梅雨入り直前のよく晴れた日、歩くのも気持ちいいものです。
国道246号線沿いを進み、静岡方面から流れる鮎沢川と丹沢湖から流れる河内川が酒匂川へ合流する地点にかかる清水橋を渡ると右折し、県道76号線を北上。
76号線に入ってすぐに神奈川県農協茶業センターの足柄茶直売所を発見。のんびり歩いているとこういう発見もあっていいですね。ここで名産の足柄茶の茶葉を購入!
そのまま県道76号線をひたすら北上すると、道の駅山北がみえてきます。キャンプ場は道の駅と川をはさんで向かいにあります。
道の駅で買い出しをして、いざキャンプ場へ。
キャンプ場の様子
キャンプ場は河内川沿いにあります。水がキレイですが、キャンプ場の人たちはあまり河内川では遊んでいませんでした。というのも・・・
場内の小川が魅力
ここの魅力の1つはキャンプ場内を流れる小川。
川遊びは危険がつきものですが、ここはくるぶしがつかる程度の浅い小川なので小さな子供達でも安心して遊ぶことができます。
この日も多くのちびっ子たちが川遊びを楽しんでいましたよ。
キレイに整備されたBBQ&キャンプサイト
小川沿いにBBQエリアがならび、小川の先にメインの芝のキャンプサイトが広がります。
管理棟や炊事場、サイトも綺麗に管理されていて、ピザ釜も利用できます。大規模キャンプ場ではない分、しっかり手入れされている印象です。
道の駅で購入した炊き込みご飯・トマトと、持ち込んだ日清のトムヤムクンヌードルを頂く。採れたてのトマトは甘くてとても美味でした。そして、初夏の日差しの下、キャンプ場で食べるトムヤムクンヌードルはたまりませんね。
柳が気持ちを涼しくしてくれる
お昼を食べ終わったら、小川沿いの柳の下にイスを並べてくつろぎタイム。
Helinoxの椅子は軽くコンパクトに収納できるので、リュックにも入り便利です。リュック1つで電車でデイキャンプ、悪くないですよ!
足を冷たい小川につけながら、入れたての温かい足柄茶を飲むのもなかなかいいものです。至福のひととき。
ハンモックまで設置されていました。のんびり読書するのも気持ちよさそう。
河内川ふれあいビレッジは丹沢湖の少し手前にあるキャンプ場のため、キャンプ場が集まっている丹沢湖から奥に入った西丹沢エリアに比べると下道が30分ほど短くアクセスがよいこと、清潔で綺麗に整備されていること、また、子供と遊ぶのにぴったりの小川が場内にあることからファミリー向けだなと感じました。
丹沢で手頃にファミリーキャンプを楽しむならここ、丹沢の大自然をより感じたい、がっつり川遊びや山遊びをしたいという人は西丹沢というところでしょうか。
そして帰路へ
帰路もバスを使わず徒歩。途中、清水橋の近くでこんな廃墟らしきトンネルを見つけました。JR御殿場線の廃トンネルなんでしょうか。好奇心をそそられますが、残念ながら立ち入り禁止。
そして、再び御殿場線に揺られて帰宅。キャンプはもちろん、デイキャンプも車を使う方が大半ではと思いますが、疲れた帰りに運転しなくてもいいのが電車旅のいいところです。
以上、いかがでしたでしょうか。
いまは残念ながら復旧の目処が立っていないとのことですが、復旧したらぜひもう一度訪れたいキャンプ場です。
最近は新型コロナウイルスのニュースばかりですっかり台風19号のことを忘れてしまっていましたが、まだまだ甚大な被害から回復できていない地域があることに気付かされました。
1日も早い復旧を心からお祈りしています。