以下の記事でもご紹介した三菱みなとみらい技術館が2020年2月24日(月)にリニューアルオープンしました。
私は年パス会員のため、前日23日のプレオープンで体験してきましたので改めて本施設をご紹介したいと思います。
本ミュージアムは、大きく「陸」「海」「空」「宇宙」の4つのゾーンに分けれており、他にもサイエンスプラザ、バーチャルツアーステーションなどのブースがあります。
今回リニューアルしたのは「陸」ゾーン。幅9mの大画面体感型エキシビジョン「タッチウォール」が設置され、持続可能な社会づくり・脱炭素社会を目指す三菱重工グループの取り組みが紹介されています。
こちらが「陸」ゾーンの入り口。
新しく設置された大型のタッチウォール。タッチすることで発電所などの解説が表示されます。
こちらは風力発電に関する展示。みなとみらいからもよく見えるハマウィングも風力発電施設ですね。ハマウィングはデンマークのヴェスタス社製ですが、三菱重工はヴェスタスと洋上風力発電設備の合弁会社MHI VESTAS OFFSHORE WIND A/Sを設立しているようです。
日本はまだそれほど風力発電が広まっていない印象がありますが、風車ってエコなだけでなくデザインも素敵なのでぜひもっと広まって欲しいですね。
石油、石炭、天然ガス、ウラン鉱石の実物展示も(ウラン鉱石は見切れていますが…)。機関車トーマスはこの石炭で走ってるんだよと伝えると娘は興味深そうに眺めていました。現代社会に欠かせない石油も実物を見る機会って滅多にないので、子供にとっていい機会かと思います。ちなみに、天然ガスを見て娘は「中身空っぽだよ」と言っていましたが、おならみたいなものだよと言うと妙に納得していました。
本ゾーンは発電所の仕組みなどが中心で、内容的には小学生以上向けがメインという印象です。
幼稚園児の娘には少し難しかったかもしれませんが、幼稚園児には視覚的に楽しめる「宇宙」やフライトシミュレーターが楽しめる「空」、体を使って楽しめる「サイエンスプラザ」「ハンズオン・コーナー」もおすすめです。
続いて「空」ゾーン。MRJの機首実物大模型&フライトシュミレーターなどが展示されています。
フライトシミュレーターは人気でいつもかなり並ぶんですが、年パス会員向けのプレオープンデーだといつもより空いており3組待ちで済みました(1組あたり5分ほど)。ちなみに結構難しいです、着陸失敗して墜落しました。
実際の客席にも座って座り心地を確かめることもできますよ。
こちらは宇宙ゾーンに展示されているH-2Aロケットのエンジンと入り口に展示されているH-2Aロケットの模型。エンジンはなんと実物です!大きさに圧倒されます。
「海ゾーン」では、深海調査船「しんかい6500」の実物大模型や深海の生き物などの展示があります。
しんかい6500は三菱重工製造、JAMSTEC(国立研究開発法人海洋研究開発機構)所有の有人潜水調査船です。大深度まで潜ることのできる運用中の有人潜水調査船は、世界でも本船を含めて7隻しかないそうです。相当貴重な船ですね!
こちらはサイエンスプラザ、ハンズオンコーナー。滑車の仕組みが体験できるブースや音の振動を体験できるブース、科学に関する本をソファでゆっくり読めるブースなどがあります。
キッズグラウンド(未就学児が対象)。ミュージアムをまわった後は、ここの大型ブロックで体と頭を動かせます。
以上、いかがでしたでしょうか。展示物にしっかりと力を入れており、本当にいいミュージアムだと思います。科学が好きなお子さんにおすすめですよ。
入場料は大人500円、中・高校生300円、小学生200円、未就学児は無料ととても良心的な価格設定ですが、年間パスポートMpassは大人1,000円、中・高校生700円、小学生500円とさらに良心的。
また、2020年3月4日〜4月6日は本ミュージアムのFacebookまたはTwitterアカウントフォローでお一人様入館料無料キャンペーンもやっています。
お子さんの春休みのお出かけにちょうどいいですね!