昨日は横浜市内の梅の名所をご紹介させて頂きましたが、本日は神奈川県内での梅を名所を4つご紹介しようと思います。
鎌倉エリア
まずは横浜から近場の鎌倉エリアから。梅のあるお寺は鎌倉にいっぱいありますが、特に好きなお寺2つをご紹介。
東慶寺
北鎌倉駅から歩いて5分ほどのところにあるお寺。かつて女性から離婚できなかった封建時代に、駆け込めば離縁ができる女人救済のお寺だったそうです。
谷戸にある細長い境内には梅や花菖蒲など色々な花が植えられておりとても趣深く、境内の奥にある墓所も緑の苔が素晴らしいです。円覚寺や建長寺などと比べるとこじんまりしたお寺ですが、鎌倉のお寺ではここが一番好きです。
階段を登って山門を抜けると境内へ。
藁葺の門と苔が美しいです。
東慶寺から建長寺に向かう途中にある亀ケ谷坂切通を抜けて小町通り方面に出るルートは散歩コースとしてオススメです。
浄妙寺
鎌倉五山の第五位のお寺。
鎌倉駅からは遠い(歩くと30分ほど)のでバスを利用するのがいいかと思います。鶴岡八幡宮からは徒歩20分ほどなので、行きは鎌倉駅→小町通りを抜けて鶴岡八幡宮→浄妙寺と歩き、帰りはバスというのもオススメです。
鎌倉五山だけあって立派な本堂で、境内には紅白の梅が咲いています。
ただ、ここは単に梅の名所としてのオススメというよりは、境内にあるお店も含めておすすめなんです。石窯ガーデンテラスというお店で、すてきな洋館で石窯で焼いた美味しいパンにビーフシチューやパスタがいただけます。境内に洋館があるというのがなんとも珍しいです。
神奈川県西湘エリア
続いて、西湘エリアから2つ。どちらも広大な梅林で、鎌倉の趣あるお寺と梅の組み合わせとはまた違った良さがあります。
曽我の里 別所梅林
JR御殿場線の下曽我駅から徒歩20分ほどのところにある梅林。ここの魅力は、梅と一緒に富士山を眺められること!
4年前の2月上旬に訪れたときは、ちょうど梅が見頃で天気もよく最高でした。ただ、到着したときには富士山も見えていたものの、いざ写真を撮ろうとしたときには雲がかかってしまい写真が撮れませんでした…自分のいる場所が晴れているからといって油断禁物です。公式ページには富士見スポットも載っていますので参考にしてください。
色々な種類の梅が楽しめます。梅林の中には屋台も色々あり、梅の香りうどんとおでんがイチオシです!
小田原はみかんの産地でもあり、黄色いみかんと紅白の梅という組み合わせはとても絵になります。
横浜駅からだとJR東海道線で国府津駅へ行き、そこからバスで「下別所」(梅林まで徒歩1分)まで行くか、または御殿場線に乗り換え下曽我駅から徒歩、というルートになります。
私が訪れたときは下曽我駅はまだ交通系ICカードが使えず昨年ようやくTOICAが導入されたようですが、残念ながら下曽我駅から国府津駅へはTOICA→Suicaエリアに跨がるため交通系ICカードの利用は相変わらずNGとのこと。御殿場線乗り換えの方はちょっと注意が必要です。
湯河原梅林
湯河原駅からバスで15分ほどの幕山にある梅林で、約4,000本の梅が広がります。
湯河原駅までは横浜駅から東海道線で一本、早川駅から真鶴駅間は相模湾の目の前を走るので晴れた日は眺めも抜群!少し贅沢してグリーン車で大好物の駅弁、大船軒の鯵の押寿しを食べて向かうのが最高なんです。
日帰りで行くもよし、温泉旅館に一泊してのんびり過ごすもよし。小旅行に程よい距離感です。
今年は2月1日(土)〜3月8日(日)までで第25回「梅の宴」が開催されます。
満開の梅!…のように見えますが、1枚目の写真は早桜です。これはこれで見事で、この時期に桜をみるととっても得した気分になります。
3年前の2月上旬に訪れたときは、梅はまだ三分咲きくらいでした。梅の宴はもう開催されていますが、例年2月下旬〜3月上旬が一番見頃です。公式ページに開花状況が随時アップされますので、ぜひ確認してから訪れてください!
期間中は湯河原駅前から直通バスが出ていますが、駅前には手湯や、蒲鉾や魚の干物などが揃うお土産屋が並び、待っている間も楽しめます。
また、駅から歩いていける観光スポットとしては成願寺、子連れの方はちぼり湯河原ファクトリーもおすすめ。
成願寺はこの地の豪族土肥家の墓所があり、樹齢900年になるびゃくしん(イブキの別名)が見所。
チボリ湯河原スイーツファクトリーは、お菓子作り体験(予約制)やミニ工場見学を楽しめ、名産のみかんを使ったスイーツが食べられるカフェがあります。とても綺麗な建物でキッズスペースに授乳室や多目的トイレも完備されているので、小さなお子さん連れでも安心です。
以上、いかがでしたでしょうか?まだまだ寒いですが、ぜひ梅を眺めて春を感じてください!
なお、横浜市内の梅の名所については、以下記事をよろしければご覧ください。