先日以下の記事で桜木町の本屋事情をご紹介させて頂きましたが、本日は桜木町の図書館事情についてご紹介したいと思います。
桜木町駅から徒歩圏にある図書館は「横浜市立中央図書館」、「神奈川県立図書館」の2つです。
横浜市立中央図書館
横浜市立図書館は各区に設置されていますが、西区には中央図書館があり桜木町駅から徒歩10分弱、野毛山公園の入り口付近に位置します。
この図書館は子連れの方に特にオススメなんです!
1Fは絵本や児童書、小説、雑誌などのエリアで普段使いにとても便利です。絵本のラインナップが充実しており、通常の絵本だけでなく紙芝居や読み聞かせ用の特大サイズの絵本など、近くの本屋ではなかなか手に入らないようなものまで置いてあります。娘は一時期ここのアンパンマン紙芝居にハマっていました。
同フロアには「おはなしのへや」という場所があり定期的に読み聞かせのイベントを開催してくれたり、靴を脱いで本を読めるじゅうたんコーナーもあります。オムツ替えコーナーや授乳室も完備しており安心です。
また、ここは調べ物や勉強にもオススメなんです!
B1Fには144席の学習室、4Fの193席ある閲覧席はパソコン持ち込み可&FREESPOTが提供する無料公衆Wi-Fiもあります。個人用閲覧席にはコンセントも。
本屋のように最新の専門書まではなかなかカバーしていないものの、4, 5Fでは自然科学、社会・人文科学の専門書も幅広く取り揃えているので調べ物にうってつけ。
疲れたらB1Fの飲食コーナーで持ち込んだ物を食べるもよし、中に入っている喫茶店「のげやま」で一息するもよし。
家の近くにこんな快適な図書館があるというのはかなり嬉しいポイントでした。
神奈川県立図書館
桜木町駅から徒歩10分ほど、紅葉坂を登ったところにあります。このエリアには県立図書館だけでなく県立青少年センター、県立音楽堂、横浜能楽堂が集まっています。
元々は横浜港が開港した1859年に設置された神奈川奉行所があった場所で、横浜の開港・発展において重要な役割を担っていた場所でもあります。
神奈川県立図書館はここと川崎図書館の二ヶ所に別れており、前者は神奈川県に関する資料、社会・人文系を中心に、後者は工学・自然科学分野を中心に収集しています。
ここは文庫本や子供向けの本を借りにくるところではなく神奈川県の郷土資料や社会・人文科学の資料を閲覧するための場所なのであまり普段使い用途ではないですが、建物が素敵なので機会があればぜひ訪れてみてください!
というのも、県立図書館と隣接している青少年センターと県立音楽堂はすべて著名な建築家、前川國男が設計したもので「日本におけるモダン・ムーブメントの建築」にも選ばれています。
図書館は外壁が陶器の穴あきブロックで覆われた印象的な外観、青少年センターは同じく前川氏が設計した建物として有名な上野公園の東京文化会館同会館とテイストが近い印象です。図書館に寄った際には、ぜひ建物自体も楽しんで欲しいなと思います。
県立音楽堂はホール壁面がすべて木で作られており、響きが素晴らしいと名高いホールです。2018年度は改修のため休館となっていましたが、2019年6月からリニューアルオープンしています。入り口もキレイになり、シンボルの大きなクスノキと建物と青空の組み合わせがお気に入りです。
なお、青少年センターのとなりにある現図書館収蔵庫は現在取り壊し中でここに新たに新棟ができるようなので、こちらも楽しみにしています。
以上、いかがでしたでしょうか?県立図書館はどちらかというと建物紹介になってしまいましたが、こういった文化的な価値のある建物を市民が日常的に利用できるのはとても素晴らしいことだと思います。