2018年にキャンプを始めて以来、毎年1回キャンプに行くのが我が家の恒例行事となりました(ホントは春、夏、秋それぞれ1回くらい行きたいけど…)。
今年は夏休み期間に行くことになり、行先は昨年同様、芦ノ湖キャンプ村をチョイス。
富士山がドーンと眼前にそびえる朝霧高原エリアのキャンプ場も大好きですが、箱根エリアは横浜からのアクセス抜群で美術館や温泉などアウトドア系以外も充実しているのがポイント。去年はテント2泊&温泉宿1泊でキャンプ以外に岡田美術館や大涌谷、箱根の関所などを楽しみましたが、こういったことができるのは箱根のキャンプ場ならではと感じます。
11月上旬頃からは紅葉シーズンになるので、紅葉狩りとセットもいいかもしれませんね!
今回は残念ながら雨の中でのキャンプとなってしまいましたが、キャンプの様子や追加で購入したギアをご紹介したいと思います。
Day1 – 雨の中での設営
今年は当初GWにキャンプへ行く予定でしたが日程が合わず夏にリベンジ。
当日を心待ちにしていましたが残念ながら当日は雨。しかも小雨なんて可愛げのある天気ではなく、大雨&最高気温20度ほどと夏とは思えない冷え込みでコンディションは最悪…
キャンプ場のスタッフの方からもキャンセルしますか?と確認の電話を頂きましたが、今更別日程にずらすこともできずGWも中止だったため強行することに。
サイトに大きな水たまりが出来ていたらさすがに中止して近隣の温泉宿にでも泊まろうかと覚悟はしていましたが、不幸中の幸いで水たまりがないサイトもあったので、該当サイトで設営することに。
到着した時点では雨足が強かったので、多少弱くなるまで待つことに。
とはいえ、時間が経てば経つほど地面の状態は悪くなってしまうのでグランドシートだけ先に設置。これでコンディションの悪化を防ぐことができます。
そして、多少雨足がマシになった時点でシートを一度バサバサと振って水を落とし、テント設営開始。
設営時には防水のフード付きパーカーを羽織ったおかげで、体全体を冷やすことなく作業できました。ただし、足元はずぶ濡れでズボンと靴は翌日までなかなか乾かず。雨の日キャンプでは防水パンツ&長靴も1つ用意しておくと安心ですね。
登山する方には防水装備は基本なんだと思いますが、キャンパーにとっても防水装備の重要性を痛感!
なんとかテントとタープを張り終わり、日は暮れて夕飯に。
悪天候では焚き火もままなりませんが、こんなときに活躍したのがキャプテンスタッグの「カマド スマートグリル」とLOGOSのヤシガラ炭「エコココロゴス」。タープの下での焚き火は難燃性の素材でないと危険ですが、これなら安心です。そして小さくても火があると気持ちがホッとします。
さすがに雨の中での調理はモチベーションが湧かないので、近くのスーパーで買った焼き鳥セットをスマートグリルで焼いてお手軽に。おつまみに買ったスルメも炙って食べると絶品でした。
Day 2 – ユネッサン!
2日目もあいにくの空模様でしたが、初日に比べると大分雨足は弱くなり小雨が降ったり止んだりというレベル。
朝にはキャンプ場内でキジ?に遭遇。
大型の蝶も捕まえました。アサギマダラでしょうか。アサギマダラは長距離を移動する蝶として有名で、秋になると日本から台湾まで移動する個体も多くいるんだとか。凄まじいエネルギーですね!
本日は雨足が弱まったこともあってか何組もキャンパーが訪れていました。我が家も1日日程がずれていたら…
お昼は今回のキャンプに向けて購入したbelmontの焚き火台「TABI」を使って直火でカレー作り。
この焚き火体は本体パーツがチタンでできており、網を含めても423gと超軽量!組み立ては簡単で思っていたより安定感もあり気に入りました。
直火料理は鍋のスス落としが大変ですが、スス汚れを気にしなくなると、火力はあるし炭と比べて火をつけるのがラクで便利な調理法へと変貌します(笑)。
ごはんはメスティン+シングルバーナーで。
完成したカレーはウインナーとお肉をゴロっと入れて食べ応えがあり美味でした!夏とは思えない涼しさだったので、体も温まって元気が出てきました。
お昼ご飯を済ませたら、ユネッサンへ。
温水プールと温泉をめいいっぱい楽しみました!雨の日でも楽しめるスポットが多いのが箱根のいいところ。
キャンプ場に戻った頃にはすっかり夜に。
雨も無事止み焚き火を楽しむことができました。
キャンプでの焚き火は、心が安らぐ至福のひと時ですね。いつまでも眺めていられそう。
焚き火を囲みつつ、焼き串を使って焼きマシュマロを作ったりからあげクンを少し炙って食べたり。
長めの焼き串があれば子供もやけどの心配なく安心して使えますよ!
Day 3 – 撤収&博物館・小田原城見学
最終日、撤収のタイミングでは有難いことに雨は止んでいましたが、テントやタープをきっちり乾かせるような状態ではなく雑巾で水気を拭いたらそのまま収納。
雨の日キャンプは厚手の雑巾が複数枚あると撤収時に便利ですね。
帰宅後に干して乾かしましたが、タープ、テントのグランドシート、インナーテント、フライシートと乾かすものが多く結構骨が折れる作業です。雨のキャンプで一番面倒に感じたポイントかもしれません。
撤収後は箱根湯本と小田原市街地の間にある神奈川県立生命の星・地球博物館へ。
博物館の様子は以下の記事にて紹介していますが、大型恐竜の化石や鉱物、岩石などの迫力ある展示が見ごたえのある素晴らしい博物館でした!
子供も大人も楽しめる博物館だと思うので、ぜひ訪れてみてください。
博物館見学の後は、小田原城へも寄り道。
小田原は箱根の玄関口でもあり、箱根旅行の際に気軽に立ち寄れます。
以前小田原城を訪れたときは天守閣が改装中だったので、見ることができて良かった!
小田原城は北条早雲から氏直まで5代に渡って関東を支配した小田原北条氏が拠点とした城で、豊臣秀吉の小田原征伐・一夜城の逸話でも有名ですね。北条氏に仕えた風魔忍者も有名で、城内にはNINJA館もありますよ。
そして、小田原城見学を終えると帰路へ。
以上、キャンプの様子のご紹介でした。
雨の日でもテント設営完了後はテント内で遊んだり近くのスポットで遊んだりと楽しめますが、はやり設営・撤収、その後の後片付けが大変なので日程変更が可能な場合は変更するに越したことはないですね!
今回調達したギア
続いては追加調達したギアのご紹介です。
今回購入したのは以下5点。これもまたキャンプの楽しみの1つですね!
この先もうそれほど買い足すものはないかなと思うものの、果たして来年の自分は何を買っているのでしょうか…防水パンツと手斧くらいかな…
- 焚き火台
- 焚き火用グローブ
- テーブル(サブ)
- チェア
- 銀マット
焚き火台
いままでメイン焚き火台はレンタルで済ませ、調理用兼子供とのちょっとした焚き火用としてCAPTAIN STAGの「カマド スマートグリル」を愛用していました。
焚き火台は以下で悩んでいたのですが、圧倒的な軽さに惹かれ最終的にはbelmontの「TABI」をヨドバシ横浜で11,000円で購入。ヨドバシ横浜はキャンプギアがかなり充実しているのでおススメですよ!
- snow peak 焚火台SR
- Coleman ファイアーディスク
- belmont TABI
snow peakの焚火台SRは2020年新製品の予定でしたが発売延期となり2021年春に販売開始。コンパクトな焚き火台が出ると聞いてずっと気になっていたのですが、重さが4.3kgとsnow peakの焚き火台Mの3.5kgより重く、実際に手に取ってみてもずっしりと重量感があり見送り(それが安定性や耐久性に繋がると思います)。
Colemanのファイアーディスクは設置や片付けが簡単なオリジナリティ溢れるデザインと他2つよりもお手頃な価格設定(ヨドバシで6千円強)が魅力的でしたが、調理(特に直火調理)で使うには火と網までが近すぎてちょっと不向きかなと。完全に焚き火のみの用途であればこれがいいなと感じました。
今回選んだbelmontのTABIのスペックは以下の通り。
- 材質:チタニウム(本体)、18-8ステンレス(足、網)
- サイズ:幅237×奥行360×高さ170mm
- 収納サイズ:幅178×奥行360×厚さ15mm
- 重さ:423g(本体327g、網96g)
- 耐荷重:約15kg(火床)、約5kg(網)
- 付属品:網、収納ケース
チタン製なので圧倒的に軽いです。この軽さ・薄さならバックパックにもサッと入れられるレベルですね。あまりに薄いので安定感が少し心配になるかもしれませんが、3つの足で支えるので、ぱっと見よりは安定感があります。とはいえ、網の耐荷重は5kgなのでダッチオーブンを使う方には厳しいですね。小さめのオーブンでギリギリといったところでしょうか。
組み立ても慣れればあっという間にできます。本体は薄い板なので、うっかりヘリで怪我をしないように軍手をして組み立てるのがいいかもしれません。
チタンは焼き色が綺麗なので、使い込んで色味が変わっていくのがいまから楽しみです。
側板は取り外し可能で、外して使うことで大きめの薪を割らずにそのまま使うことができます。私は片側だけ取り外して薪をそのまま入れて焚き火&直火調理していました。
ただ、網と火床までの距離がそれほど長くないので、薪をもう少し細く割った方が調理時の火力調整がしやすいなとは感じました。手斧かバトニング用ナイフが欲しいところです。
焚き火用グローブ
焚き火グローブはアウトドアグローブの定番、Kinco Glovesの#50。ヨドバシ横浜で1,970円でお買い上げ。
牛皮のしっかりしたグローブで熱にも強いので薪割り・焚き火用にぴったりです。
サイズは大人向けS, M, Lと子供向け2サイズがあり、Sサイズを選択。私は身長175cmで手の平は普通・指は短めといったところですがSでも全然大丈夫で、革の伸びて馴染む性質と妻との兼用も考えるとSがいいなと。
アメリカのメーカーということもあり、日本人の感覚のS, M, Lよりは一回り大きいかなと思うのでサイズ選びは注意してください。Sサイズの寸法は以下の通りです。
<Sサイズ寸法>
- 全長:約23cm
- 中指長:約8.5cm
- 手の平幅:約11cm
ゴツ過ぎず無駄のないデザインがお気に入り。使い込むほどに味が出てきそうで、長く使っていきたいなと考えています。
テーブル(サブ)
いままではメインはsnow peakの「IGTスリム」というローテーブル、調理用のサブで年季モノのLOGOSのテーブルを使っていましたが、以下を満たす調理テーブルを探していたところLOGOSの「ハードマイテーブル・ワイド」というテーブルが気に入りヨドバシ横浜で3,960円で購入。
- コンパクト
- 組み立てがラク
- ぐらつきにくい
- ローテーブル
- 耐熱性
ちなみに、ハードマイテーブルには2サイズありますが、今回購入した大きい方(とはいってもコンパクトです)の「ハードマイテーブル・ワイド」は以下スペック。小さいサイズの「ハードマイテーブル-N」は約39×24×17.5cmですが天板素材がワイドと異なりスチールのため重さは1.0kgと少し重くなっています。
- サイズ:幅49.5×奥行30×高さ18.5cm
- 収納サイズ:幅49.5×奥行30×高さ4cm
- 重さ:980g
- 耐荷重:約10kg
- 素材:アルミ
このテーブルが特にいいなと思ったポイントは以下の通り。これなら娘に調理をお手伝いしてもらうときにも安心です!
- 足が簡単に開閉でき設置・片付けがあっという間。
- 足が天板と一体型で全然ぐらつかない。
- フチが高くなっているので調理器具や食材などが転がり落ちる心配なし。
- 天板がアルミなので熱い鍋をそのまま置いたりとハードに使うことがでる。調理中にこぼしてもシミにならずサッと拭いたり、そのまま洗える。
チェア
チェアはHelinoxのチェア×2とLOGOSのサブテーブルに付属のイスを活用していたのですが、サブテーブル買い替えに伴い不足したイスを1つ追加することに。
素直にHelinoxのイスをもう1つ追加するか考えましたが、お値段と組み立て時間を考慮し1つはパッとすぐに使えるmontbellの「トレールチェア 33」をチョイス。こちらもヨドバシ横浜で3,300円でお買い上げ。
- サイズ:高さ34×幅33×奥行29cm(座面高33cm)
- 収納サイズ:Φ7.5×43cm
- 重さ:377g
- 耐荷重:約80kg
- 素材:アルミニウム合金(フレーム)、600デニール・ポリエステル(座面)
Helinoxのイスも組み立ては面倒ではありませんが、このタイプは広げるだけなので本当に一瞬です。また収納サイズも折りたたみ傘をちょっとゴツくした程度なのでキャンプ以外でもどこでも気軽に持っていき(ピクニック、運動会観戦など)さっと使ってさっと片づけられるのも嬉しいポイントです。
購入したのは座面高が33cmですが、26cmのモデルもあります。26cmはよりコンパクトですが、座り心地では33cmの方が良かったです。
なお、耐荷重は約80kgなので大柄の方はご注意ください。
銀マット
銀マットの定番といえばTHERMARESTの「Zライトソル」。THERMARESTの製品は登山でも長く愛用されていて信頼性抜群!ですが、Zライトソルの定価は6,820円で3人分だとそこそこのお値段に。
そこで購入したのがMozambiqueの「アルミナムフォーム」。定価4,980円とZライトソルよりはお手軽価格で3人分だと5,500円ほどの違いになってきます(実際にはAmazonで1つ4,580円で購入)。収納ケースが標準で付いてくるのも嬉しいポイントです。
- サイズ:幅56×奥行183cm
- 厚さ:2cm
- 収納サイズ:56×13×12cm
- 重さ:500g
厚さ2cmで寝心地はバッチリ!
前回はクッション性のあるテントのフロアマットに厚手の布製ピクニックシートを敷いてその上に寝袋というスタイルでしたが、芦ノ湖キャンプ村は下が砂利なのでこの手のマットを重ねることでさらに寝心地がよくなりますね!
片面にはアルミ加工されていて断熱効果があり、寒い日はアルミ面を上に、暑い日はアルミ面を下にすることでより快適に寝ることができます。今回のキャンプは夏にも関わらず標高700mほど&悪天候のせいで冷え込んだので、防寒の観点でも役立ちました。
次は春 or 秋のキャンプで活躍させたいですね!
以上、箱根でのキャンプの様子&購入ギアのご紹介でした。箱根でのキャンプは、山梨や長野の大自然でのキャンプとはまた違った良さもありますので、ぜひトライしてみて下さい!
以下の記事は昨年2020年に初めて芦ノ湖キャンプ村を訪れたときのものです。ぜひこちらもご覧ください。