皆さん夏休みは如何お過ごしですか?
新型コロナウイルスが再び広がる中、我が家は県内で楽しもうということで8月3日から3泊4日で箱根へ。そしてうち2泊は芦ノ湖キャンプ村でキャンプをしてきました!
神奈川県は鎌倉、湘南、三浦、箱根、小田原、湯河原、真鶴、丹沢など、県内に様々なタイプの異なる観光地があるのが魅力ですね。
芦ノ湖キャンプ村は箱根で唯一のキャンプ場(※)で今回初めて利用させていただいたのですが、芦ノ湖の湖畔に広がる木々の美しいキャンプ場で設備も整っており、ファミリーキャンプにとてもオススメの場所だったのでご紹介したいと思います。
※一般的なキャンプ場とはタイプが異なりますが、『Hummingbirds’hill sports「The CAMPFIELD」』という1日1組限定のプライベートキャンプ場もあります。
アクセス
箱根ロープウェイの終点、桃源台駅から徒歩10分ほどの場所にあります。
横浜方面から車だと以下ルートで1時間半〜2時間ほど。とはいえ、時期や出発時間帯にもよりますが少なくとも1時間は渋滞バッファーをみておいた方が良いと思います。
- 箱根口ルート
保土ヶ谷バイパス
→横浜町田ICから東名高速道路へ
→厚木ICから小田原厚木道路、そのまま西湘バイパス終点の箱根口ICまで
→国道138号線を仙石原方面まで進み、県道75号線へ
→箱根レイクホテル前で右折してすぐ - 御殿場ルート
保土ヶ谷バイパス
→横浜町田ICから東名高速道路で御殿場ICまで
→乙女道路を乙女峠を抜けて仙石原方面まで進み、県道75号線へ
→箱根レイクホテル前で右折してすぐ
1番ルートは早川沿いに箱根湯本→強羅→仙石原と箱根の街並みを楽しむことができ、2番ルートは乙女道路からの富士山の眺めが抜群。どちらも甲乙つけがたいです。
ちなみに、2番ルートの乙女道路沿い、御殿場市側には乙女森林公園キャンプ場がありますよ!
料金
キャンプは大きくオートキャンプサイトとテントキャンプサイトに分かれています。どちらも区画サイトでフリーサイトではありません。
テントキャンプサイトは駐車場からサイトまで荷車で荷物を運ぶ必要がありますが、料金はかなりお安く設定されています!
料金は以下の通り。
項目 | 料金(税込) | 備考 |
---|---|---|
オートキャンプサイト (電源あり) | 6,000円~13,500円 | 料金は5段階設定 |
オートキャンプサイト (電源なし) | 4,500円~10,500円 | 料金は5段階設定 |
テントキャンプサイト | 2,000円~4,000円 | 料金は5段階設定 |
ゴミ処理協力金 | 200円/人 | 小学生以上が対象 |
駐車場 | 520円/泊 | オートキャンプサイトは1台まで無料 |
宿泊料金はハイシーズンからローシーズンまで5段階に料金が設定されています。詳細は以下料金案内ページの料金表カレンダーをご参照ください。
また、芦ノ湖キャンプ村サイトから直接Web予約すると安くなりますよ。
私も1泊3,500円のシーズンにテントキャンプサイトに宿泊しましたが、直接予約することで1泊3,000円で済みました。
管理棟
こちらが管理棟、とても立派で広々した建物でフロント、売店、トイレが入っています。フロントには箱根観光スポットのパンフレット類も置いていますよ。
営業時間:8時〜20時
売店・レンタル品
売店はかな〜り充実しています!
- 食料品
米、パスタ、冷凍食品、塩、オリーブオイルなど - 飲料水(アルコール類含む)
- アイス・氷菓
- お菓子
- 板氷・氷
- 日用品
ティッシュ、ラップ、アルミホイル、トラベル用シャンプー・コンディショナー、タオル、絆創膏、虫除けスプレーなど - 手持ち花火
- 薪、炭、燃料(CB缶、Coleman OD缶)、着火剤、チャッカマン
- 網、トング
などなど。
最寄りのコンビニ(ローソン 箱根仙石高原店)まで車で10分弱ですが、コンビニまで行かなくても大抵のことはここで事足ります。
さすがに生鮮食品は取り扱っていませんので、生鮮食品の買い出しは車で10分強のAコープ 仙石原店まで。
自転車やカセットコンロ、飯盒などのレンタルもありますよ。レンタル品目や料金詳細は以下をご参照ください。
管理棟のトイレ
虫嫌いの方がキャンプ場で一番嫌なのがトイレの虫じゃないでしょうか。
キャンプ場には、管理棟以外にもオートキャンプサイトエリアとBBQガーデンにトイレが設置されておりどこも清潔でしたが、特に管理棟のトイレが虫もおらずウォシュレット完備でキレイでした。
トイレの虫にビビりまくりの娘はいつもここで済ませていました。他のトイレと異なり管理棟の営業時間しか入れないのでご注意ください。
共同浴場
温泉ではないものの、広々して清潔なお風呂でした。キャンプ場内に寛げる大浴場があるのは堪りませんね!
- 営業時間:16:00〜20:30(最終受付20:00)
- 料金:大人500円、子供(小学生以下)300円、幼児無料
現在は新型コロナウイルス対策で1時間ごとに男女それぞれ10人に制限しています。フロントで当日分の入浴チケットを購入できるので、利用予定の方はお早めに!
ちなみに、芦ノ湖キャンプ村からすぐ近くには日帰り温泉をやっている旅館や温泉施設も色々ありますよ。せっかくなら箱根の温泉も楽しみたいですよね!
箱根レイクホテル
最寄りは徒歩10分弱にある箱根レイクホテル。
日帰り温泉の営業時間と定休日に要注意ですが、徒歩圏内で温泉が楽しめるのは嬉しいですね。
- 営業時間:11:00〜16:00(最終受付15:30)
- 定休日:火曜日
- 料金:大人1,200円、子供(4歳以上)800円
龍宮殿本館
車で近場にあるオススメは龍宮殿本館。建物が有形文化財に指定されている日帰り温泉施設です。
キャンプ場から車で15分ほど、箱根園エリアの芦ノ湖湖畔にあります。箱根関所や箱根駒ヶ岳観光の際の道中にあるので、観光がてらにオススメです。
- 営業時間:8:00〜20:00(最終受付19:00)
- 料金:大人1,800円、小学生1,000円、幼児(3歳以上)500円
芦ノ湖
芦ノ湖の湖畔に位置し、湖岸まで近くこともできます。水がとってもキレイですね!
こちらは早川に繋がる湖尻水門。周辺では釣りを楽しんでいる人もちらほら見かけました。私は釣りをしたことがないのですが、キャンプ+釣りは憧れますね!
フロントで釣り具のレンタルはありませんが、遊漁券は販売しています。
また、車で5分もかからないところに貸しボート・釣具店もありますよ。
テントキャンプサイト
今回利用したのはテントキャンプサイト。
駐車場からサイトまで荷物を運ぶ必要があるとはいえ、箱根に夏休みシーズン1泊3,000円で泊まれると考えるとかなり安く感じますね!
荷車
駐車場からサイトまでは約250m。
駐車場そばに荷車が沢山用意されているので、コールマンのアウトドアワゴンなどがなくても大丈夫です。
距離は大したことありませんが、帰り道は最後の登り坂が結構急なので後ろからも押して二人掛かりで運ぶとラクですよ。アルミの荷車が軽くてオススメ。
サイトの様子
こちらがテントキャンプサイト。
まわりに木々があるため日陰になっている区画も多く、700m以上ある標高と相まって日中でも結構涼しく感じました。
夕方になって風も出てくると本当に快適!
テントサイトの区画は5m四方なので、それほど広くありません。
3〜5人向けテント(snow peakアメニティドームM)と2人向けタープ(snow peak ヘキサPro.air S)でこんな感じ。スペースの都合上、タープの片側のロープはテントの上を跨いでペグダウンしています。
区画によっては、タープの片側はペグダウンではなく木にロープを結びつける方が設置しやすいかもしれません。
最初にタープを設置したのですが、テントを設置するスペースが上手く取れずテント→タープの順にやり直しました。最初にしっかりとテントとタープの配置を考慮してから設置することをオススメします。
また、地面は砂利なので鍛造ペグがオススメです。たまに岩にぶつかることもあるので、アルミ製ペグだとすぐに折れ曲がってしまうかもしれません。
害虫が少ない!
驚くほど蚊がおらず、家族全員キャンプ中に1度も刺されないという奇跡のような結果でした。蚊の対策は「スキンベープミスト」のみで、森林香などは焚いていません。
たまたまだったのか、まわりにトンボが多かったので彼らのおかげなのか。いずれにせよ快適そのものでした。
ブヨ・アブ刺されもなし。アブ自体は多少は見かけましたが、こちらもたいしたことはありませんでした。唯一多かったのがアリ。ですが、蚊やアブに比べれば全然ウェルカムです。
炊事場
こちらが炊事場。テントキャンプサイトのすぐそばにあるので便利です。
清潔で広々しており、洗剤・スポンジ・たわしが設置されているのがとても有り難かったですね!
初日の様子
いざ出発!
今回車は元々Honda EveryGoを利用する予定だったのですが、楽天トラベルの宿泊予約者限定の「宿プラスレンタカー」がキャンペーンもあってかなりお得だったので切り替え。
あてがわれたのは三菱のデリカD:2。三菱のデリカD:5といえばキャンパーに人気の車種ですが、D:2もコンパクトカーとは思えない広々した室内空間で中々に快適でしたよ。
室内空間が広いので、シートを少し前にずらしても足は窮屈には感じずトランクルームスーペースもそこそこ確保できます。3人家族の3泊4日ならこんな感じで収まりました。積み込み過ぎてバックミラーが見えないということもありません。
昼ごはん
8:30頃出発したので、途中休憩と多少の高速道路の渋滞(海老名付近)で11時頃に仙石原エリアへ到着。
もう少し早く出発できる方は初日の昼ごはんからキャンプ場で作れるでしょうが、我が家は無理せずAコープ 仙石原店に立ち寄りお弁当を購入。
ラッキーなことに区画が木陰の多い場所だったので、タープは組み立てずテーブルと椅子のみ木陰に組み立ててすぐにランチ。
クーラーボックスから取り出して少し氷を溶かした爽健美茶が体に染み渡る…クーラーボックス買ってよかった!
設営
お昼ごはんが済んだら、残りの設営を再開!
キャンプテントサイト紹介時に書いた通り、区画がそれほど広くないので敷地内にテントとタープを収めるのに苦慮しました。狭い区画に設置する場合は、先にテントを設営し、テントと周囲の環境に応じて上手くタープを張るのが賢いやり方なんでしょうかね。
虫取り
今回はテント泊の後に温泉宿にも1泊する予定だったので、箱根観光は主にその時にすることにしてキャンプ場内でのんびり過ごすことに。
そんな訳で今回の自由時間は「虫取り」。
これまでずっと虫が怖いと言っていた娘が、ついに網片手に虫取りへ!感慨深いです。
トンボとルリシジミなどの小型のチョウを捕獲。また、捕まえることはできませんでしたが、美しいカラスアゲハにひぐらし、ぷっくり太ったカナヘビなんかも見つけました。あまりにぷっくりしているので、ふと、串焼きにしたら意外と美味しいのかなとか考えてしまいました…
ちなみにこの網は百均(Seria)で買った魚用の網です。
虫取り網も売っていたのですが竿がコンパクトに縮められるタイプではなく嵩張るため、スペックより収納性重視でこちらをチョイス。近くの店舗では見つけられませんでしたが、DAISOには竿が伸縮できるタイプもあるようですよ!
コンパクトな網は、車内やテント内にアブなどの虫が入ってしまった時にも活躍しそうですね。
おやつタイム
売店が充実しているので、おやつタイムが捗ります。
2泊3日のキャンプ中にロッテの「爽」を3つ食べてしまいました。普段はMOWなどのアイスクリームの方が好きなんですが、夏場に外で食べる爽は微細氷のシャリっと感が堪りませんね!!
夜ごはん
夜ごはんは、炊き込みご飯に小田原産のアジの開き。
箱根は小田原に程近いので、箱根湯本沿いにも干物のお店がいくつも並んでいますよ!
近くには刈り取られ乾燥した笹?小さな竹?があったので薪や火吹き棒として活用。娘が沢山集めてお手伝いしてくれました。
火吹き棒は節と節までの長さにしかなりませんが、カマドグリルのようなコンパクト焚き火台であれば割と使えますよ!
炊き込みご飯は、しらす・舞茸・人参を具材にして、醤油・酒・みりんと昆布、真鯛のだし塩で味付け。醤油・酒・みりんは分量を計って事前に小分けボトルに詰めておいたので調理も楽チン。玄米を水につけておくのを忘れていましたが…
シラスとアジの開きはクーラーボックスに入れていたので冷え冷え。夏場でも食材が傷みにくいのがいいですね!
ちなみに、「真鯛のだし塩」は三角屋水産という西伊豆町の会社が販売しているもので、以前伊豆に旅行に行った際に道の駅だかで購入して以来使い続けている調味料。
炊き込みご飯や味噌汁に入れると、味がグッと良くなりますよ!天ぷら塩にもオススメ。
夜はトランプ!
晩ごはんを食べ終わったら、お風呂に入って後はテント内でトランプ!
修学旅行でやるトランプも楽しいですが、大人になってから家族でやるトランプもいいものです。新型コロナウイルスによる外出自粛期間によくトランプで遊んでいたので、すっかり我が家の屋内遊びの定番になりました。
娘は天体観測のために星座の図鑑に星座早見盤まで持ってきたのですが、日中は天気に恵まれていたものの夜は雲が出てしまい断念。山間の天気は変わりやすく、こればっかりは運ですね。
後編へ続く!