2018年GWに朝霧高原で初キャンプをし、すっかりキャンプに魅せられた筆者。さっそく同年7月に次のキャンプへ行くことに。
次に選んだ場所は、長野県上伊那郡にある四徳温泉キャンプ場。
初回キャンプのときはちょうど満月でそれはそれは美しい月夜だったのですが、星空観察にはやや不向き。娘が星や星座にまつわる神話が大好きなので、ぜひ満天の星空を見せてあげたいと思い、7月の三連休初日がほぼ新月であることからこの日に決定。
長野の下伊那郡にある阿智村が「日本一の星空」をうたっており、ここだっ!と銀河もみじキャンプ場などいくつか当たってみるもののすでに予約で一杯でした。
もう少し調べてみると、上伊那にある四徳温泉キャンプ場も星空がキレイに見え、さらにキャンプ場内に温泉もあるとのことでここへ行くことに。
キャンプギア追加調達
初回キャンプでは必要最低限に絞ってキャンプギアを購入したのですが、2回目のキャンプにむけて追加調達しました。
まずはHelinoxから以下2点。
- コンフォートチェア×1
- チェアホーム ミニ×1
椅子はロゴスのテーブル&チェアセットに2つ付いているものの、背もたれのない簡易的なものだったので、追加でHelinoxの椅子を購入することに。
キャンプ場でくつろぐためには椅子は重要です!
座り心地を最重視するのであればもう少しがっしりしたチェアの方がいいと思いますが、軽くてコンパクトに収納可能、かつ座り心地もまずまずとバランスが取れていることが選んだ決め手でした。
我が家はマンションで収納が少ないのでキャンプ用品の置き場には苦労しており、サイズは割と重要です。いかにもアウトドアという感じではなく普段使いできるデザインなので自宅でも使えますよ。
なお、コンフォートチェアシリーズに子供を座らせると椅子の軽さゆえ後ろに体重を掛けたときにひっくり返ることがあったので、子供用にはチェアホーム ミニを購入しました。
続いて、snow peakから以下を購入。
- ランタン :ギガパワーランタン 天 オート
- テーブル :IGTスリム+ステンボックスハーフユニット
- テーブル :オゼンライト
- タープ :ヘキサ Pro.air S(+ポール、ペグ)
- オプション:アメニティドームアップライトポールセット
初回キャンプでランタンの光量不足を痛感したので、追加でガスランタンを購入。ガスはLEDランタンに安全性では劣りますが、暖かい明かりで癒されますよ!
テーブルも1つだけだと調理と食事には狭く感じたので追加で購入。IGTスリムはコンパクトに折り畳め、かつ落ち着いた木目のデザインで我が家では普段ソファー用のテーブルとしても愛用しています。オプション品のステンレスボックスがまた便利で、箸や調理器具置き場として活用しています。他にも色々オプションパーツがあってカスタマイズできますよ。
そして、妻からリクエストのあったタープを購入。タープは私自身購入は悩んでいて、アメニティドームのアップライトポールセット(テント入口をはね上げるためのポール)を買って簡易のタープにしようと考えていたのですが、結果タープも買って正解でした。
炎天下でテントを組み立てていると汗だくになりますが、まずはタープを組み立てて机と椅子を置くことで荷物置き場&休憩スペースになります。特に小さい子供は熱中症に気をつけないといけないので、7月のキャンプでは大変役立ちました。
初回キャンプで必要最低限をと買ったつもりでしたが、実際のところは2回目のキャンプでの追加購入でようやく必要最低限のギアが揃った(焚き火台除く)かなと感じます。
四徳温泉キャンプ Day 1
中央道の洗礼
そして当日、天気も良くさあ行くぞ!と出発するも待ち受けていたのは渋滞に次ぐ渋滞・・・
まずは横浜町田ICまで出て東名で海老名JCT→圏央道を抜けて八王子JCTから中央道へというルートだったのですが、八王子JCTまでの道が数ヶ所事故渋滞でとんでもないことになっており、ナビから西新宿JCT経由という迂回ルートを案内される有様で出鼻を挫かれました。そして、八王子に到着する頃には中央道も大渋滞。
13時ごろにお昼休憩をとったのは山梨県の双葉SA、ようやく道のりの半分といったところ。予定では12時ごろには高速を降りてお昼をとる予定だったので大誤算です。
焦るテント設営
そして駒ヶ根ICを降りて山の中の下道を進み、ようやく四徳温泉キャンプ場へ。
伊那谷は南アルプスと中央アルプスに挟まれた天竜川沿いの谷になっており、両アルプスの稜線が眺められその雄大さに圧倒されます。
四徳温泉キャンプ場は陣馬形山と南アルプスの間の深い山間にあり、木々が美しく、周囲にはコンビニ一つない静かなところでした。最寄りのスーパーまで車で30分はかかるので、事前の買い出しが必須です。
到着した頃には夕方4時。7月なのでまだまだ明るいですが、山深く平地より日が沈むのが早いので焦ります。
なんとか明るいうちに設営できたものの、初めてのタープ設営に手こずり(※)、全て完了した頃には18時をまわっていました。
※初回キャンプの設営で大きなトラブルがなく余裕をこいてタープ設営手順を予習しておらず、自在金具とガイロープの扱い方をちゃんと把握できていなかったのが時間を要した最大の原因でした。初めての方はぜひYouTube動画などで事前にチェックしておいてください!
キャンプ場内の温泉へ
なんとか設営まで終えたものの、大渋滞に長時間ドライブ、設営時の焦りで疲れはピークに。
こんなときにキャンプ場内に温泉があるのはとても有り難かったですね。ただ、あまりに疲れすぎて温泉だけでは回復せず風呂上り早々に寝てしまい、妻にはご迷惑をお掛けしました・・・綺麗な管理棟にはお風呂以外にもちょっとしたカフェスペースがあり、クラフトビールや名産のリンゴジュースも楽しめますよ。
ちなみに、キャンプ場沿いには四徳川が流れているのですが、この清流沿いにテントサウナが設営されており、薪で石を温めたサウナで汗をかいた後は冷たい川の水でリフレッシュできるとのこと!私が行ったときにはなかったのか、単に調べ漏れていたのか・・・入ってみたかった!!
山の天気は無慈悲
星空を求めてやってきた上伊那ですが、日中はあんなに天気が良かったのに夜には雲が出てしまい星空は見えず・・・4回目のキャンプでリベンジを果たすことになりますが、それはまだ少し先のお話。
四徳温泉キャンプ Day 2
昨晩の雲が嘘のように晴渡った翌日。朝7時台ですでにテントの中はかなりの暑さに!
本当に自然が豊かな場所で、トンボやバッタ、セミなどいろいろな虫に出会いました。都心部ではなかなか出会えないオニヤンマにも遭遇しましたよ。
千畳敷カールの絶景
3連休でしたが都合により一泊二日の強行軍だったため、朝ごはんを食べ終わるとすぐに撤収しもう一つの目的、千畳敷カールへ向かうことに。
千畳敷カールの玄関口、しらび平駅からロープウェイで向かいます。環境保護のためにしらび平駅の麓からはマイカー立ち入り禁止のためバスかタクシーでしらび平まで向かう必要がありますが、連休ということもあり非常に混んでいました。また、ロープウェイも激混みだったので千畳敷カールへ行く方は時間に余裕をみておくことをお勧めします。
2020年1月4日からロープウェイ修理のためしらび平駅~千畳敷駅までは運休中で、夏山シーズン再開に向けて対応中とのことです。詳細は以下ページをご確認ください。
標高1,662mのしらび平駅からロープウェイで2,611mにある終点の千畳敷駅(日本最高地点にある駅)まで登ると、そこには千畳敷カールの絶景が広がります!!
千畳敷カールは氷河期の氷で削り取られたお椀型の地形で、遊歩道が整備されています。1周40分ほどのコースで、カールの絶景と高山植物が楽しめますよ。
夏には様々な高原植物が咲き誇ります!
なお、夏といえども標高2,600mなのでフリースやパーカーなど上着をお忘れなく。コンパクトにパッキングできる軽量ダウン(モンベルのスペリオダウンジャケットなど)があるとこういうときに便利ですよ。
くだりロープウェイからの眺めも絶景でした!
奈良井宿へ
見えなかった星空を埋め合わせるように、さらに奈良井宿まで足を伸ばすことに。
昔の宿場町の面影がしっかり残っており、とても風情がありますよ。中山道(木曽路)には他にも馬籠宿、妻籠宿が有名ですね。
そして、宿場町沿いにある「松波」というお店でソースカツ丼を頂きパワーチャージして帰路へ。
真夜中、ようやく横浜へ
帰りは連休中日のため、行きに比べると道はスムーズ。
ただ、出るのが遅かったので諏訪湖SAについた時点で21時をまわっていました。途中仮眠を取ったので横浜へ着く頃にはすっかり真夜中に。妻はペーパードライバーで交代要員がいないため、この距離はこまめに休憩を取らないと危険でした。
かなりの強行軍に妻と娘にはちょっと無茶をさせてしまいましたが、長野の雄大な山々はやはりすばらしいですね!
そして、星空のリベンジをすべく、初回キャンプ地と同じ朝霧高原の有名キャンプ場「ふもとっぱら」へ9月の連休に繰り出すのでした。