今年は新型コロナウイルスの影響で子供の夏休みが短くなったご家庭も多いかと思いますが、まもなく8月になりいよいよ夏休みシーズン到来ですね。
我が家も娘が8月から夏休みスタート。
まだ梅雨明けしていないのが気がかりですが、8月上旬に神奈川県内でキャンプ&温泉宿に泊まる予定で、今は現地でのプランを練ったり追加ギアを買い足したりとワクワクしているところです。
そして、今回追加購入したギアの1つがこちら、Trangia ラージメスティン。
さっそくテストを兼ねて玄米を炊いてみたのでご紹介します。
スペック
Trangia ラージメスティン(TR-209)のスペックは以下の通り。
- 寸法:W207×D135×H70mm
- 容量:1350ml
- 重さ:270g
- 素材:アルミニウム
- 炊飯:3.5合目安(白米使用時)
- 定価:2,750円(税込)
通常サイズのメスティンは容量750mlで炊飯目安は1.8合。約2倍の容量があります。写真で比較すると、メスティンよりかなり大きいのが分かりますね。
高さも多少ラージメスティンの方が高い(高さはそれぞれ70mm, 62mm)ので、スタッキングして収納できますよ。
ちなみに、写真だと少し分かりづらいのですが、写真2枚目右上の側面部分に凹みがありました。箱には凹みが見当たらなかったので製造時の不良かもしれません。
蓋は閉まるし実用上問題なさそうなので気にしない!
購入場所
直販・通販大手
本記事執筆時点では直販(イワタニ i-COLLECT)やヨドバシ.comではメスティン ・ラージメスティン共に在庫切れ(ヨドバシカメラは石井スポーツ・アートスポーツを傘下に抱え、ヨドバシカメラ自体も横浜店のようにアウトドア用品が充実している店舗があります)。
Amazonでは悲しいことに定価を大幅に上回る価格(ラージメスティン だと4,000円程度)でAmazon以外の出品者から販売されていました。
店舗
とらやスポーツ
どこかの店頭に置いていないかな〜と立ち寄ったのが上野のアメ横・上中(上野中通商店街)エリアにある「とらやスポーツ」。
この界隈らしいレイアウトの綺麗さには拘らないごちゃっとして、けど品揃えは豊富なお店です。
3階に登山用品などがありここでゲットしました。通常サイズのメスティンも1個置いていましたよ。
ちなみに、都内でスポーツ用品店が集まる場所としては神田小川町が有名ですが、アメ横・上中エリアも色々なお店があります。
スケートボードやサーフボードが主力のムラサキスポーツ本店、スポーツウェア激安販売店のロンドンスポーツ本店、コトブキゴルフやニキゴルフなどのゴルフ用品店、ナイフ専門店のマルキン商店などなど。
商店街の御徒町側出口を出てすぐ、御徒町駅前にはアートスポーツもあります。ここの2階はアウトドア用品が充実していますよ(メスティン ・ラージメスティンはありませんでした)。
カモシカスポーツ 山の店・横浜店
登山用品専門店のカモシカスポーツ横浜店(JR横浜駅東口から徒歩5分ほど)にはラージメスティンはありませんでしたが、メスティンが3個店頭在庫で並んでいました。
登山用品専門店はオートキャンプをターゲットにしたアウトドア用品店とは品揃えは異なりますが、コンパクトなバーナーや軽量クッカー、高規格の寝袋などオートキャンプでも使えるギアも色々あるので店内を見て回ると楽しいですよ!
購入理由
クッカーは元々以下2つを所持していました。
- snow peak チタントレック 1400
- snow peak チタントレック 900
チタンは軽くて丈夫なものの特性上熱伝導率が悪く、湯沸かし・スープ・麺類・茹でなどは大丈夫ですが、炒め物や炊飯は焦げやすく不向きです。
当時は自己満足で両方チタンで揃えましたが、湯沸かしやスープなどに加えて炊飯や炒め物もでき、そこそこ軽量なアルミ製クッカーは便利!
そんな訳でチタントレック 1400はメルカリで手放し、メスティンと今回ラージメスティンを購入しました。
軽量・高耐久のチタンクッカーが一番マッチするのはやはり登山する方なんでしょうね。ちなみに、チタン製食器は熱伝導率の悪さがプラスに働くので登山だけでなくオートキャンプ向けにもとても良いですよ!
炊飯
テストを兼ねてさっそく玄米を炊飯してみました!
我が家は偏食気味の娘のためというのもあるのですが、妻も私も元々プチプチ感や味が好きで家ではいつも玄米なのです。
玄米の炊飯目安
ラージメスティンの炊飯目安は白米で3.5合まで。
白米3.5合に対して水は700ml、玄米は白米の約1.5倍の水が必要なのでそこから計算すると玄米としては約2.3合分の水に相当します。
実際には米の量の違いもあるので、2.5合くらいまでは美味しく炊けるような気がします。
玄米2合炊きに挑戦
まずは玄米2合炊きに挑戦。
水の量や炊飯時間などは以下の通りです(炊飯と蒸らしを追加したのは水気がまだ残っていたため)。
玄米なので浸水時間はたっぷりと。キャンプ場ではお昼に浸して晩ごはんにお米を炊く想定です。
お米 | 玄米2合 |
水 | 600ml |
浸水時間 | 5時間 |
炊飯時間 | 30分→5分追加し計35分 |
蒸らし時間 | 10分→10分追加し計20分 |
こちらが玄米2合に水600mlを入れた状態。
ちょうど蓋の窪みの湾曲が始まる部分まで水面が来るので、目印としてわかりやすいですね!
30分後、火を消したタイミングの写真。多少吹きこぼれた程度でした。
結果は…残念ながらまだべちょっととして水分が残っている状態。そのため、追加で5分炊いて更に10分蒸らすことに。
今度は大成功。ふっくら柔らかい玄米が炊けました!妻からも炊飯器で炊いたと言っても分からないとのこと。
熱伝導率のいいアルミ製で、蓋が少し硬く密閉性が高いところがお米が美味しく炊けるポイントなんでしょうか。スウェーデンのTrangia社はただのアルミクッカーが日本でこんなに大ヒットするとは思ってもみなかったでしょうね。
なお、底にお焦げは無い状態でした。お好みでプラス数分炊いてから蒸らしてもいいかもしれません。
2合だとご飯茶碗約5杯分。妻と幼稚園児の娘との3人家族の我が家では、大人が1回おかわりしてちょうど食べ切れる量です。
メスティンでは玄米1.2合(ご飯茶碗3杯分)まで美味しく炊けたので、通常はメスティン、ご飯が進むおかずの時や炊き込みご飯を炊く時はラージメスティンで2合炊き、と使い分けをする予定です。
玄米2.5合炊き
この辺が美味しく炊ける上限かなと想定している玄米2.5合。こちらは近日中に炊いてみて記事をアップデート予定です。
(7.30追記)
玄米2.5合炊きも試してみました。
浸水時間などは2合炊きと同じ条件で実施しています。
お米 | 玄米2.5合 |
水 | 750ml |
浸水時間 | 5時間 |
炊飯時間 | 35分 |
蒸らし時間 | 20分 |
水を入れると蓋の窪みより上まで水面がきて、すでにギリギリ感がありますね。動かすときに揺らさないように気を付けないと水が溢れてしまいます。
2合炊きと比較すると吹きこぼれの量が増えました。そして炊き上がって蓋を取ると玄米がみっちり…!
結果は、充分食べらる範囲ではあるのですが2合炊きほどのふっくら感はなく、気持ち含水量が低くなったかなという印象です。
美味しく炊くなら2合までがオススメです!
なお、通常サイズのメスティンで玄米を炊いたときの様子は以下にてレポートしています。メスティン ユーザーは参考にして頂けると幸いです!