ニュースパーク(日本新聞博物館) – 子供と一緒にやる取材体験ゲームが楽しい!

日本大通りにあるニュースパーク(日本新聞博物館)。

現在は緊急企画展「新型コロナと情報とわたしたち」(会期:7.18~9.27)を開催中。3階の常設展示では取材体験ゲームなどもあり、大人も子供も楽しめる博物館となっていますよ。

昨日家族で訪問したので、本パークのご紹介をしたいと思います。

アクセス

関内駅から徒歩10分、日本大通り駅からは情文センター口直結。

横浜地方裁判所と日本大通りを挟んで向かい、神奈川県庁の斜め向かいの横浜情報文化センター2・3階にあります。

開館時間・料金

開館時間

通常の開館時間は以下の通り。

  • 開館時間
    10:00~17:00(最終入館 16:30)
  • 休館日
    月曜日(祝日の場合は翌平日)、12月29日~1月4日

現在は新型コロナウイルス対策のため開館時間を10:00~16:30に短縮し、1日3回入れ替えの予約制で運用されています。

  • 10:00~12:00(最終入館 11:30)
  • 12:15~14:15(最終入館 13:45)
  • 14:30~16:30(最終入館 16:00)

各回の上限は50名、以下お知らせに記載の窓口(電話またはメール)から予約できます。なお、上限に達していない場合は予約なしでも入館できますよ。

再開のお知らせ(ニュースパーク)

また、マイ新聞づくりや常設展示室の一部体験型展示(新聞配達ゲーム、輪転機ゲーム)などは休止中となっています。最新のお知らせをご確認の上、訪問するようにしてください。

料金

入館料は以下の通りです。

  • 大人:400円
  • 大学生:300円
  • 高校生:200円
  • 中学生以下:無料

JAF会員の方は会員証提示で会員含む5名まで100円引きになりますよ!

建物・エントランス

建物は横浜市認定歴史的建造物に指定されている4階建ての旧館(旧・横浜商工奨励館)と12階建ての新館で構成されています。

1階エントランスの吹き抜けには巨大な輪転機が展示されています。

静岡新聞社で使われていた物なんだとか。こちらは入館しなくても見学することができますよ。

常設展示

常設展示コーナーは3階にあり、以下3つのブースに分かれて展示されています。

  • 新聞のあゆみ
  • 情報社会と新聞
  • 新聞を知ろう

新聞のあゆみ

「新聞のあゆみ」ブースは、瓦版や明治初期の新聞、輪転機などが展示されていて興味深いエリアです。

横浜は、明治3年(1871年)に日本で最初の日刊新聞「横浜毎日新聞」が発行された日刊新聞発祥の地。

いまでこそネット全盛期ですが、新聞社や通信社の屋上にはなんと1960年代まで伝書鳩の鳩舎があったんだとか。当時の伝書鳩の飛行記録には、放鳩地に大森や辻堂、根府川などの地名が記載されていて結構あちこちを飛び回っていたことが伺えます。

鳩の方向感覚には脱帽ですね!

もう一枚の写真はモトローラ製の基地局無線機と携帯局無線機。

まだ携帯電話がなかった時代、基地局無線機を本社や支社に設置、携帯局無線機を記者が携帯してやり取りしていた訳ですね。今のスマホのようなコンパクトさ・洗練さはないものの、無骨なプロダクトデザインが格好いいです。

大正から昭和初期にかけて東京機械製作所(新聞輪転印刷機の最王手)で製造されたマリノニ型輪転機の実物や、輪転機の刷版となる鉛板なども。鉛板に刻み込まれた文字がとっても細かい!

情報社会と新聞

「情報社会と新聞」ブースでは、間違った情報によって起きたさまざまな問題を振り返る展示などがあります。

これは、新型コロナウイルスでのトイレットペーパーやハンドソープの買い占めなどのインフォデミックに通ずる話ですね。

噂話やSNSなど媒体の違いこそあれ、昔からパニック状態の群集の厄介さは変わらない課題なのでしょうね。

新聞を知ろう

「新聞を知ろう」ブースでは、新聞配達ゲーム(新型コロナの影響で現在休止中)や取材体験ゲームなどがあります。

取材体験ゲームは、新聞記者になって横浜開港関連の3つのテーマから1つを選び、取材して新聞を作成するというものです。

所要時間は20分ほど。

子供と一緒にやるととても楽しかったです。オススメ!

最初にタブレットを渡され、横浜港周辺の街並みを再現したジオラマにタブレットのカメラをかざすとAR機能で取材対象が現れ、タブレット内で取材を進めていくという内容。

最後に取材結果に応じた新聞(紙面は3つのテーマで計数十パターンほど)を受け取ることができます!写真は実際に娘が取材して完成させたもの。

下の広告欄に横浜情報文化センター2階にあるカフェドラプレスが掲載されているのが、芸が細かいですね!

マイ新聞作り

マイ新聞作りでは、90文字の記事を書いて写真を組み込み自分だけのオリジナル新聞を作成することができます。

残念ながら現在は新型コロナウイルスの影響で休止中ですが、かわりに受付近くの撮影スペースで写真を撮ってもらい、その場で自分たちの写真が掲載された新聞をその場でスタッフの方が作ってくれます。

撮影場所

一面記事に撮影した写真が掲載されています。いい記念になりますね!

企画展

現在はミニ展示を含めて以下3つの企画展を開催中です。

  • 緊急企画展「新型コロナと情報とわたしたち」
    会期:7.18~9.27
  • ミニ展示「長谷川町子生誕100年 町子と新聞漫画」
    会期:6.9~2ヶ月程度
  • ミニ展示「2019年報道写真展から」
    会期:6.16~9.27

(企画展は写真撮影NGのため、写真はありません)

「新型コロナと情報とわたしたち」では、トイレットペーパーの買い占めなどインフォデミックが発生した新型コロナウイルスの状況を踏まえて、今回の新聞報道の様子や、コレラ・スペイン風邪などの感染症を過去に新聞はどう伝えたか、といった内容を展示してくれています。

「情報を見極める力の大切さ」と「メディアの役割」について考えるいいきっかけになりそうです。

カフェドゥラプレス

同ビルの2階にある「カフェドゥラプレス」。

カフェドラプレス(食べログ)

記者が集まるパリのカフェをイメージしたお店なんだとか。以前日本大通りエリアのオススメカフェとしてもご紹介しましたが、とても素敵なお店なのでニュースパーク見学の際はぜひ足を伸ばしてみてください!

店内は高い天井に重厚感のある石の柱、クラシカルなインテリアととても上品。窓からは日本大通りの綺麗な街並みが眺められます。

この日頂いたのはショコラテリーヌ。妻はザッハトルテ、娘はマカロンでご満悦。

ショコラテリーヌはねっとり濃厚で、まるでガナッシュをそのまま食べているかのような食感。コーヒーとの相性抜群で、リキュールもアクセントになっています。

今年は長梅雨でまだ雨続きの日が続きますが、雨でも楽しめるニュースパーク、ぜひ訪れてみてください!

ユウ

2020年で桜木町在住5年、妻と幼稚園児の娘と三人暮らしの30代父親。 このエリアに魅せられ、桜木町・みなとみらい周辺の観光スポットやイベント、暮らしに関する情報を中心に発信しています。また、2018年からはじめたファミリーキャンプについても書いています!