小田原観光 – 小田原城とかまぼこの里

後北条氏の城下町・東海道の宿場町として繁栄した小田原は、箱根観光の拠点であり横浜方面からアクセス抜群の観光地でもあります。

難攻不落の城といわれた小田原城、小田原攻めで豊臣秀吉が築城した石垣山一夜城跡地、二宮尊徳(金次郎)生家などの史跡スポットや、鮮魚に干物、かまぼこ、梅干しにみかんなどの特産品も沢山!

そんな見所満載の小田原ですが、本日は小田原城と鈴廣かまぼこの里をご紹介したいと思います。

アクセス

電車の場合

横浜駅から小田原駅まではJR東海道線 快速アクティで約45分。

写真はJR小田原駅のシンボルマーク、巨大な小田原提灯。来たぞ〜、という気持ちにさせてくれます。

ちなみに新横浜駅から東海道新幹線だとわずか15分、乗車券990円+自由席特急券990円の計1,980円で行けます。東海道線の横浜→小田原グリーン車料金は800円(土日祝、事前購入の場合)なので、グリーン車乗るのとさほど変わらないですね!

車の場合

横浜方面から車で行く場合、大きくは以下3パターンで混み具合によりチョイスするといった具合でしょうか。

  • 東名高速道路→大井松田IC下車→国道255号線
  • 東名高速道路→小田原厚木道路→荻窪IC下車すぐ
  • 横浜新道→新湘南バイパス→西湘バイパス→小田原IC下車すぐ

小田原駅前にはタイムズカーシェアのステーションが結構あるので、電車+現地カーシェアの組み合わせも渋滞を気にせずラクでいいかもしれません。

小田原城

小田原といえばやっぱり小田原城。小田原駅から徒歩10分ほどのところにあります。

北条早雲から5代目の氏直まで後北条氏の拠点となり、上杉謙信にも武田信玄にも落とされなかった難攻不落として名高いお城ですね。

豊臣秀吉との戦に備えて総延長9kmに及ぶ総構を築き、戦国時代最大級の城郭になったんだとか。

小田原城(公式ページ)
小田原城 チケット料金・開館時間案内(公式ページ)

馬出門土橋〜住吉橋

正規登城ルートはお堀にかかる馬出門土橋から。

馬出門土橋を渡り、馬出門、住吉橋と進むと次の門に差し掛かります。

住吉橋とお堀

銅門

こちらは銅門(あかがねもん)、二の丸の正門にあたります。枡形虎口の形状になっており、城攻めの際の防御の要となる場所の1つですね。

訪問した際、運良く普段は立ち入れない銅門内部を特別公開していました!1997年に復元されたので内部は真新しい木材で出来ています。それにしても立派な木ですね!

常盤木門

続いて、本丸の正門にあたる常盤木門(ときわぎもん)。

ここには甲冑や刀剣などの武具を展示している「常盤木門SAMURAI館」があります。また、甲冑着付け体験も行っており、着付けは甲冑・陣羽織だけでなく打掛、忍者衣装もあるので男の子だけでなく女の子も楽しめますよ。

天守閣・本丸エリア

天守閣は、数年前に訪れたときにはちょうど平成の大改修中でした。改修後の小田原城は未訪問ですが、外壁も修復されたのでさぞかし綺麗になっていることでしょう。

天守閣のある本丸エリアには、本丸茶屋やこども遊園地などがあります。

風魔忍者の里

小田原は風魔忍者の里としても有名で、本丸広場では土日祝日に手裏剣打ち体験が出来ます。ずっしりした重さの手裏剣は本格的で大人がやってもかなり楽しかったですよ!

さらに、二の丸エリアの歴史見聞館が2019年にリニューアルしNINJA館になったそうです。忍者好きの子供達には堪らないでしょうね。

城内の木々・草花

城内には梅や桜、藤、紫陽花、花菖蒲など様々な木々や草花が植えられています。桜が特に有名ですよね。例年花の季節にあわせて小田原梅まつり、小田原桜まつり、小田原城あじさい花菖蒲まつりが開催されています。

小田原梅まつりは曽我梅林会場の方がメインですが、以下記事でご紹介しているので宜しければあわせてご覧ください。

こちらの写真の巨木は樹齢約520年以上になるイヌマキ。北条早雲が小田原城を奪ったのが1500年頃なので、その頃からここにあると思うと感慨深いですね。

新型コロナウイルスの影響で、当面の間「NINJA館」、「甲冑着付け体験」は休止中となっています(本記事執筆時点)。訪問の際は、事前に最新情報をご確認ください。

鈴廣かまぼこの里

続いてご紹介するのは慶応元年(1865年)創業の老舗小田原蒲鉾店、鈴廣が運営する「鈴廣かまぼこの里」。ファミリーにオススメのスポットです。

最寄駅は箱根登山鉄道で小田原駅から2駅先の風祭駅。お土産などが揃う鈴なり市場が駅直結になっています。

施設一覧

鈴廣かまぼこの里は広い敷地内に以下施設が集まっています。

鈴なり市場

かまぼこ、揚げ物、干物や小田原・箱根の伝統工芸品などが揃う市場。かまぼこキッズコーナーではかまぼこトミカなんてものまで置いています。

お土産だけでなく、「かまぼこバー」や「すず天」など、かまぼこや揚げかまをその場で頂けるお店やカフェも入っています。写真は中にあるカフェで頂いたシフォンケーキ。フワフワの生地が絶品でした。

鈴廣蒲鉾本店

美しい細工が施されたかまぼこなど、贈り物にぴったりのかまぼこが揃う鈴廣の本店。

かまぼこ博物館

かまぼこの歴史、作り方や素材などが楽しく学べる博物館。

職人の技を見学したり、かまぼこ・ちくわやあげかまの手作り体験をすることもできます(あげかま手づくり体験教室については後ほど改めてご紹介します)。

千世倭樓(ちょうわろう)

江戸時代の合掌作りの離れや書院造りの母屋など古民家を移築した建物内にあるお食事処。

会席、割烹、蕎麦処、茶房と4つのお店が入っています。

えれんなごっそ/CAFE107

小田原・箱根の旬の味覚と鈴廣かまぼこを楽しめるバイキングレストラン。2019年にオープンしたばかりのCAFE107が併設されています。

カフェには箱根登山電車の引退車両「モハ1形107号」が展示されており、車両内で過ごすこともできます。

かまぼこ博物館 あげかま手づくり体験教室

かまぼこ博物館ではかまぼこなどを手づくりできる体験教室があります。

かまぼこ包丁で魚のすり身を板や棒に付けて作る「かまぼこ・ちくわ手づくり体験教室」も楽しそうでしたが、当時3歳の娘には少し難易度が高そうだったので「あげかま手づくり体験教室」に参加。

<あげかま手づくり体験教室>

  • 開催日:毎日
  • 開催時間:1日6回、各回30分間
    9時半/10時半/11時半/13時/14時/15時スタート。開始20分前までに1F受付カウンターで受付が必要。
  • 定員:各回24名
  • 料金:1,000円/人(税別)
  • 会場:3F かまぼこキッチンラボ
  • 予約方法:以下ページからWeb予約
    空きがあれば当日参加可能。

あげかま手づくり体験教室(鈴廣かまぼこの里 公式ページ)

好きな具材を選んですり身に混ぜ、好きな形に整えて油で揚げれば完成。かまぼこ・ちくわ手づくり体験よりも工程が簡単で、揚げる工程はスタッフの方がやってくれるため小さなお子さんと一緒にやるにはうってつけですよ!

完成した揚げかまがこちら。クマにしようと思いましたが、ちょっと怪しい生き物になってしまいました。揚げた後でも分かりやすいような、特徴のあるパーツを備えた動物や形なんかがいいかもしれません(うさぎ、星形など)。

同じフロアに休憩スペースがあるので、揚げたてをその場で頂くことができます。揚げたては抜群に美味しいですね!

以上、小田原城と鈴廣かまぼこの里のご紹介でした。

小田原には、昨年オープンしたばかりの漁港の駅 TOTOCO小田原や、神奈川県立生命の星 地球博物館、小田原フラワーガーデンなどファミリーで楽しめるスポットが沢山あります。ぜひ訪れてみてください!

ユウ

2020年で桜木町在住5年、妻と幼稚園児の娘と三人暮らしの30代父親。 このエリアに魅せられ、桜木町・みなとみらい周辺の観光スポットやイベント、暮らしに関する情報を中心に発信しています。また、2018年からはじめたファミリーキャンプについても書いています!